最近なんだか心がカサカサする…癒しが足りない…。
そんな風に感じている全人類に、私が全力で処方したいのが『うちの会社の小さい先輩の話』です!
斎創先生が描くこのオフィスラブコメは、もはや現代社会のオアシスと言っても過言ではありません。
ウェブで連載が始まった当初から追いかけていますが、アニメ化までされて我が事のように嬉しいです!
ですが、有名になればなるほどネガティブな意見も聞かれるように…。
「うちの会社の小さい先輩ってなんだか気持ち悪い。」「きつい」なんて声も上がっているようなんです。
なぜそのような意見が出ているのか、その理由を私なりに考察してみました!
『うちの会社の小さい先輩の話』とはどんな作品?
この物語の最高なところは、何と言っても主人公コンビの関係性。
新入社員の篠崎くんは身長183cmのまさに「大型犬」系後輩。
真面目で一生懸命なんだけど、まだ仕事に慣れなくてあたふたしちゃう姿がもう可愛くて守ってあげたくなります。
そんな彼を導くのが身長149cmの詩織里先輩!
ちっちゃい体で後輩のために一生懸命。
その包容力はもはや聖母(マリア)の域です。
そして、この二人の距離の縮め方が本当に絶妙なんですよね!
派手な事件が起きるわけじゃなくお互いを思いやる日々の積み重ねで、ゆっくり、でも確実に惹かれ合っていくんです。
篠崎くんが先輩のミスをさりげなくフォローしたり、詩織里先輩が篠崎くんの成長を見て「自分のことより嬉しいかも」なんて顔を赤らめたり…。
思わず「うわーーー!」って声が出ちゃうような甘酸っぱいシーンの連続に、読んでいるこっちの頬が緩みっぱなしになります。
初デートのぎこちなさなんて、もはや国宝級のピュアさですよ!
付き合った後や結婚後の描写もほっこり
しかも!多くのラブコメが「付き合ってハッピーエンド」で終わるところを、この作品はさらにその先、二人の結婚後の生活まで描いてくれるんです!
これがもうファンにとっては最高なんですよね。
会社では頼れる先輩の詩織里さんが、家では篠崎くんに甘えたり。
逆に後輩だった篠崎くんが夫としてグイッとリードしたり。
オフィスでの顔とは違う二人の”素”の表情が見られるたびに、「この作品を好きでよかった…」と心から幸せな気持ちになれます。
もしあなたが日々の生活にちょっと疲れて甘くて優しい世界に浸りたいなら、『うちの会社の小さい先輩の話』は絶対に裏切りません。
じれったくてもどかしくてでも最高に幸せな二人の物語にぜひ癒されてみてください♪
うちの会社の小さい先輩の話が「気持ち悪い」「きつい」と言われる理由を考察
ほんわか癒されるオフィスラブコメ『うちの会社の小さい先輩の話』。
詩織里先輩のあふれんばかりの母性(と物理的な豊かさ)に、後輩の篠崎くんがタジタジになる姿は、見ていて思わず顔がにやけてしまいますよね。
でも、その一方で「ごめん、ちょっと見ていてきついかも…」という声が上がるのも正直すっごくよく分かります。
なぜ「気持ち悪い」「きつい」と言われてしまうのか、私なりに考察した内容をお伝えしていきますね。
「こんな先輩いない!」ファンタジーすぎるヒロイン像
まず一番声が上がるのが、やっぱりキャラクター設定でしょうか。
詩織里先輩の「小柄で童顔なのにスタイルはとってもグラマラス」という、まるで二次元の夢をすべて詰め込んだような奇跡のバランス。
ファンタジーとして楽しめれば最高なんですが、「いやこんな先輩いるわけないじゃん!」とふと我に返ってしまう瞬間があるんですよね。
現実に近い「オフィス」が舞台なだけに、その非現実感がかえって際立って見えてしまうのかもしれません。
ハラハラする二人の距離感
そして二人の距離感!
「お疲れ様」って言いながら頭をなでなでしたり、栄養ドリンクを渡すついでに手を握っちゃったり…。
微笑ましい、実に微笑ましいです。
でも、もし自分の職場で隣の席の先輩後輩がこれを始めたら…?
って想像すると、正直ちょっと仕事に集中できないかもしれません(笑)。
「微笑ましい」と「コンプライアンス的にどうなの?」の境界線を、絶妙に行ったり来たりしている感じが、見ていて少しソワソワムズムズしてしまう原因なのかもしれませんね。
ピュアすぎてまぶしい!主人公たちの「聖人」っぷり
主人公二人の性格もピュアすぎてまぶしい!と感じることがあります。
篠崎くんの、あのどこまでも真っ直ぐで疑うことを知らない新入社員っぷり。
応援したくなる半面、「君は本当に社会の荒波を生き抜いていけるのかい…?」と、勝手に心配になってしまうんです。
詩織里先輩も、後輩を愛でたい気持ちが強すぎて時々「それはもう先輩の優しさじゃなくてお母さんの愛情なのでは…?」と感じる瞬間も。
この現実離れしたピュアさが、作品の魅力であると同時に「ちょっと綺麗すぎるかな」と思わせてしまうのかもしれません。
結局のところ、この作品が「きつい」「気持ち悪い」と感じる人がいるのは、作品の舞台が「会社」という私たちにとって非常に身近な場所だからなんだと思います。
異世界やファンタジーの世界が舞台なら気にならないことも、「オフィス」というフィルターを通すと途端に「ありえないでしょ!」というツッコミが心の中に生まれてしまう。
その“リアル”と“フィクション”の境界線でくすぐったい気持ちにさせられる感じがこの作品の独特な魅力であり、同時に賛否が分かれる理由なのかもしれませんね。
肯定的な意見や支持されるポイントとは?
『うちの会社の小さい先輩の話』の何がそんなに素晴らしいかって、それはもう「圧倒的な癒やし効果」に尽きるんですよ。
世の中のラブコメにはドロドロの三角関係だったり、ライバルとの激しいバトルだったり、見ていて胃がキリキリするような展開も多いじゃないですか。
でもこの作品にはそれが一切ない。
ただただピュアで優しい時間が流れているんです。
篠崎くんと詩織里先輩の一歩進んで半歩下がるようなもどかしいけど微笑ましい関係性を見ているだけで、日々のささくれた心がふんわりとマッサージされていくような感覚に陥ります。
そして、この物語から詩織里先輩の存在は絶対に外せませんよね!
小柄でドジっ子で、でも後輩思いで一生懸命。
こんな先輩がいたら毎日会社に行くのが楽しみで仕方なくなります。
正直に言えば、ジャンルがジャンルだけに人を選ぶかもしれません。
でもこの作品における先輩のそれは、いやらしさよりも「母性」や「包容力」の象徴として描かれているように感じるんです。
あのあふれんばかりの優しさに、後輩の篠崎くんだけでなく読んでいる私たちまで「よしよし」って甘やかされているような気分にさせてくれる。まさに合法的な癒やしの塊です。
さらに私が「うまいなぁ!」と唸ってしまうのが、共感のさせ方。
社会人なら誰しもが経験するような、「気になる先輩にどう話しかけようかな」「後輩の成長がなんだか嬉しいな」といった、日常の中の小さなキラキラした感情をものすごく丁寧に拾い上げてくれるんです。
だから彼らの恋の進展が、まるで自分のことのように嬉しくなっちゃう。
しかも、多くのラブコメがゴールにしがちな「交際」や「結婚」を、単なる通過点としてその先の幸せな日常まで描いてくれる。
この手厚いファンサービス!
「そうそう、ファンが見たいのはこういうことなんだよ!」と作者の斎創先生にスタンディングオベーションを送りたくなります。
結局のところ、『うちの会社の小さい先輩の話』は「オフィスラブ」という一番身近なファンタジーなんだと思います。
もしかしたら自分の職場でも…なんて、ありえないと分かっていてもつい夢見てしまう。
そんなささやかな希望とたっぷりの癒やしを与えてくれるからこそ、私たちはこの尊い二人の物語から目が離せなくなるのかもしれませんね。